神社の歩き方

神社を生活の一部にするために、少しでも神社の楽しみ方を伝えたい。神社ごとに祀られている神様やご利益などを分かりやすく発信していけたらと思います。ブログの一番下にカテゴリー別に分けてあるので、そちらからご覧いただくと分かりやすいかと思います(*^^*)

国生み&神生みの夫婦神 イザナギ&イザナミ②

前回の記事の続きになりますが、今回の神様図鑑は国生み&神生みをしたイザナギ&イザナミ夫婦にスポットを当ててみたいと思います😁👍

 

 前回の記事になります↓

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火の神様カグツチを生む時に大火傷を負いその傷が原因でイザナミが死んでしまったので、黄泉の国まで死んだイザナミを追いかけに行ったイザナギ...

 

黄泉の国で無事に再開してイザナミに戻ってきておくれ~と相談するのですが、イザナミは黄泉の国の食べ物を食べてしまったのでもう戻れないと話します

ですがいとしのイザナギがわざわざ迎えに来たのだから黄泉の神に相談してくるが、その間は決して私の姿を見ないでねと言い残し去っていきました

 

いつまでも戻らないイザナミにしびれを切らし、迎えに行くとそこには変わり果てたイザナミの姿がありました😱😱

腐った体にたくさんのウジ虫が群がり、その体からはおぞましい顔の雷の神様が生まれている姿を見てイザナギは一目散に逃げます。

 

見ないでねと言われると見てしまう...人間の性ですね😂昔話にもありますが、見てしまうのは男の方で女の本性が明るみになると、その男女は必ず別れてしまいます😅

 

 

 

...さて、変わり果てたイザナミの姿を見て逃げ出したイザナギですがイザナギに恥をかかされたイザナミは追手を向かわせます。

命からがら地上に繋がる黄泉比良坂(よもつひらさか)にたどり着いた時にイザナギは坂の下になっていた桃の実を3つ投げつけました。すると追っ手は黄泉の国へ逃げていきました。

 

魔除けの働きをする桃ですが、古事記が書かれた時代の中国で桃は神聖な食べ物とされていたので古事記にも当時の中国の影響があったのでしょうね😁

 

やっとの事で地上に戻り黄泉の国と地上を岩で塞ぎました。そして岩を挟んで二人は最後の言葉を交わします

 

イザナミ→「よくもひどい仕打ちをしましたね!あなたの世界の住人を1日1000人殺しましょう」

 

イザナギそれならば私は1日1500人が生まれる産屋を立てましょう」

 

人間は世の中から少しずつ増えていく計算ですね(笑)

 

神話の時代ではこの世とあの世が繋がっていましたが、この一連の出来事により二つの世界は分離されてしまったと言う何とも面白い逸話ですよね😄

 

黄泉の国から命からがら戻ってきたイザナギ汚れた体を綺麗にするために『筑紫の日向の橘の小門の阿波岐原』という場所の川で祓(みそぎ)を行います

 

僕らが神社を参拝する時に手水舎で体を清めますが、これは川で祓をする行為を簡略化したものです⛩️

実際に昔は神社の参拝前には川に入り祓を行ってから参拝をしてたらしいです

 

そしてこのイザナギの禊の時にかなり重要な神様が生まれます👼

 

左目からはアマテラスオオミカミが、右目からはツクヨミノミコトが、鼻からはスサノオノミコトがそれぞれ生まれてきます

三貴子(みはしらのうずのみこ)』と呼ばれる立派な神様です✨✨

 

たいそう立派な神様が生まれたことを喜んだイザナギ

アマテラスには「高天原

ツクヨミには「夜の国」

スサノオには「海原」

を治めさせることになります

 

中でも代表格はやっぱりアマテラスですよね‼️

僕らが住む葦原中国(あしわらのなかつくに)の最高神とされ伊勢神宮には皇祖神として祀られているぐらいですから🙇

 

色々と話が脱線しましたが、イザナギイザナミの話はここらで終わりを向かえます

イザナギは余生を淡路島の多賀と言う場所で過ごします

ここにも立派な神社があり、オススメの参拝場所になってますよ👍

 

 

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次はどんな神様が図鑑にアップされるのか...僕も楽しみにしてますね~❤