一の宮、二の宮、三の宮ってなに?一宮制度を分かりやすく解説します
今日は神社の格式(一宮制度)についてお話ししたいと思います⛩️
例えばGoogleマップで気になる神社を見付けたとしますよね
行きたい神社が○○国一宮で、ん?一の宮ってなんだ?
こっちの神社は三の宮だぞ?
これってなんの数字だろう?
って思ったことはありませんか?
昔は神社には「社格」という格付けがありました。国が定めた神社のランクですね✨昔は国が神社を管理していたんです👍
今はこの社格制度は無くなってしまったのですが、戦後まで存在する事となります❗
無くした理由なんですが、敗戦後に神社と国の結び付きが強くなって力を付けてしまう事を危険に思ったGHQが社格制度を禁止しちゃったんですね❌
これによって国が定めた社格は消え去り、国からの支援が受けられなくなった神社は宗教法人によって改めて組織されることになりました✨
今でいうと『神社庁』です⛩️
平安時代から何百年も続いた格式制度ですが、現在は名前だけが名残惜しく残っており実際の格式は存在しません😓
なんとなーく想像できる通り、三宮より一宮の方が格が高いです(あくまでも戦後までですよ)
じゃあこの格式はどのように決めたのか?
当時の国司(今で言う県知事みたいな人です)が赴任して最初に行う行事が神社の参拝で、最初に参拝する神社は格式が高い=一宮となり、その国のお偉いさんの参拝の順番が一宮制度の元と言われています⛩️
しかし単純に国司の参拝の順番で100%決まる訳じゃなくて、地方の力の強い豪族の意見も強く働いていたらしいです😱
愛知県には3種の神器の1つである草薙剣を祀る熱田新宮がありますがこの神社、実は尾張国三宮です😅
尾張国一宮は現在の一宮市にある真清田神社と大神神社なんですが、真清田神社のご祭神が天火明命(あめのほあかりのみこと)と言う神様で、大昔に尾張地方を治めていた豪族である尾張氏の祖先にあたります
このように当時の豪族に忖度して社格が決められていたパターンもありますし、国の目が行き届かない地方には九宮まで存在したらしいです😂😂
今では神社の格を分けたりしませんが、自分が参拝しに行くならやっぱり一宮の名前が残る神社に行きたくなりますね😅
趣味で一宮巡りをしてる人もいますし、僕もブログで一宮のカテゴリーを作ってますしね✨
一宮巡りの専門誌も出ているので参考にしながら色んな国の一宮を巡るのも楽しそうです⛩️
当時の人が神社に格を付けて参拝してた気分を、僕も味わえるかもしれません🙌